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2012年3月10日 (土)

【小説】祈り

どこに誰に向かって祈ったらいいのかよくわかりません。

それでももうやめてって、もうこれ以上は揺れないでって祈りたいのです。

私たちは愚かですが愚かなりに一所懸命生きてきたと思います。
そしてたくさんの過ちも犯しました。

地球の 大気の、、、その怒りはまだ治まらない。

人間の奢りや傲慢さが自然の怒りをかったのでしょうか。

どうかもう許してください。

荒れた海。壊れた大地。泣き叫ぶ人々。

そして二度と帰らぬ命。

夜空を見上げれば今までと変わらず光る星。

人間を嘲笑っていますか。それとも哀しんでいますか。

私たちは空を見上げ星を見つめ希望を見出します。

たくさんの命とともに祈りをささげたら叶えてくれますか。
平凡でささやかな幸せをまた感じさせて欲しいのです。

早くこの試練から逃れたい。
そう思う事は罪なのでしょうか。

どうか愚かな人間をお許しください。
ただただ生きたいのです。
生ある限り生き抜きたいのです。
たったそれだけ、たったそれだけを貫きたいのです。

幼子が母を求め泣いています。

引き裂かれた心の傷から流れる血を止める方法を教えて欲しいのです。

どうか誰もが幸せを感じられる日が一日でも早く訪れますように。
非力な私にはそう祈ることしか出来ません。

******
2011年4月16日の週刊ドリームライブラリにて掲載。
明日で1年です。
すべての人に早く笑顔が戻りますように。

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