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2012年12月26日 (水)

【小説】腹黒サンタがやってきた

 「良い子にはプレゼントをあげよう」

赤い服を来た恰幅の良い白ひげを蓄えたおじいさんは言いました。
喜ぶ子ども達の顔を見たサンタは満足そうに何度も頷いています。

ここは小さな子が集う広場。

今日はクリスマスイヴ。
クリスマスにプレゼントが欲しい子は皆一様に良い子を演じています。

「今日はママの手伝いをたくさんしたよ」
「早寝早起きをしたよ」
「下の子の面倒を一日中がんばったよ」

子ども達は心の中でプレゼントが貰えますようにと必死で訴えかけます。

そんな子どもの心の中を覗いているサンタクロース。
「さて、どの子にプレゼントをあげようか…。ルドルフはどう思う?」
問いかけられた赤鼻のトナカイはため息をつきながら言いました。
「すべての子にあげれば良いのではないですか?」
それを聞いたサンタクロースはとんでも無いと言うように首を横に振ります。
「何を言っているんだ。良い子にしかプレゼントは渡せないよ。悪い子にはプレゼントはあげない」
「あなたの言う良い子とはどんな子なんですか?すべての子が良い行いばかりではないでしょう?子どもは得てして残酷な部分を持ち合わせているのだから」

「そうだね。その残酷さが私は大好きなのだよ。ほら、あの子を見てご覧。毎年プレゼントを貰えなくて拗ねている。どうやら私はただのケチなおじいさんと思われているね」
「だからすべての子にプレゼントをあげればそんな事思われなくてすむじゃないですか」
「分かってないねルドルフは。私は子どもが持つ残酷さも好きだけどね、私が何より子どもに残酷な事をするのが好きなのさ」

そうして毎年クリスマスにはサンタがより好みしたサンタにとって良い子にプレゼントを配るのでした。

「良い子には来年もプレセントをあげよう」
ルドルフはため息をつかずにはいられませんでした。

ちゃんちゃん♪
おしまい・・・。

********
こんな駄文をお読み頂き恐縮です。
何故サンタはいつも「良い子には」プレゼントなんでしょうねえ。
こんな日くらいすべての子にあげれば~?と思ったりもしたりして。
もしかしたら改心する子が出てくるかもしれないじゃん(笑)。

で、クリスマスの夜に煙突からこっそり子どもの枕元にプレゼントを置く訳だから子ども自身がプレゼントに気づくのは今日26日ってことでいいのかしら??

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コメント

残酷なことをすることを子供は意識してないのでしょうね。
まあ、親サンタは自分の子供を良い子だと思っているから
子供たちはみな喜んでいる頃でしょうね。
エ~ット、イブに枕元へ届くんじゃなかったのでしたっけ?

clitonさん

いつもありがとうございます\(^o^)/。
小さい頃に虫を踏みつぶしたりする行為は命の尊さを学ぶ絶好のチャンスらしいです。
親サンタはイブでもクリスマスでも都合のいい日で良いと思います。

カトリックなんかだと1月6日までがクリスマスなので26日でも全然おかしくないと思いますが日本では違和感ですよね。
というか日本がおかしいのですが(^^ゞ。

子どもの頃に思ったモノです。
うちには煙突がないのにどうやってサンタが来るんだろう?
私にもサンタを信じていた純粋な頃があったのねえ~~~(笑)

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